今回のテーマは、京都祇園祭の山鉾巡行の裏側。
ユネスコの無形文化遺産に登録され、いまや世界の人びとを惹きつける祭となりました。その山鉾巡行を陰で支える人びとに焦点を当てます。
内容紹介
小学生の頃に長刀鉾の稚児を務めたことがある華道未生流笹岡家元の笹岡隆甫さんに今年も案内人をお願いしました。
7月7日に6人の稚児たちによる「結納の議」「社参の議」「宣状の議」「お千度の議」が行われました。立派に勤める稚児たちを「神々しい」と見守る常盤さん。

祇園祭最大の見せ場である山鉾巡行。その「山」や「鉾」は金工品によって華やかに飾られています。
応仁の乱以前から存在する「鷹山」は2022年に再建され、196年ぶりに復帰しました。そんな「鷹山」の金工品をを手掛ける「NIWAKA」を訪れ、金工品の復原新調に関してのとても興味深い話をうかがいました。
中央に置かれた「角金具の鷹と松」はなんと4年の歳月をかけて作られ、さらにまだ試作品とのこと!奥深い!

「山」や「鉾」は年代物ですので、当然破損もあります。そんな修理を担っている「竹田工務店」にもうかがいました。高度な技術で山鉾の修理に携わって70年以上になるそうです。
山鉾の車輪は直径が2メートルもあり、いくつかの木を組み合わせて車輪を仕上げます。1000年以上前から受け継がれる技術に圧倒されますね。

祇園祭の風情が満喫できる料理店があると聞いて常盤さんが「和ごころ泉」を訪問しました。
こちらでは器を特注していて、鉾を型取った器でお料理をいただくことが出来るのです。
お料理の美味しさもさることながら、祭りへのワクワク感も盛り上がりますね。目でも存分に楽しめます。

番組内では常盤さんの和やかな表情や素敵な着物姿をじっくりと見られますし、棒振り囃子の踊り手の練習風景なども紹介しています。
ぜひ、番組をご視聴ください!