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9・10・11月は「話題の中国ドラマ特集」と題して、注目の話題作品を紹介していきます。
現代劇に時代劇、ジャンルも多岐に渡りますので、是非お気に入りの作品を見つけてくださいね。
今週は久々の「惜しくもランク外」(視聴ランキング入りは惜しくも逃しているけど、秀逸な作品を紹介するコーナー)として、中国時代劇「風起花抄(ふうきかしょう)~宮廷に咲く琉璃色の恋~」を紹介します。「陳情令」の監督が武則天の生きた栄華を誇る唐の時代を描く、超大型時代劇です。
あらすじ紹介
唐の第2代皇帝・李世民の時代、宮廷で服作りの達人として活躍していた安四娘(あんしじょう)は尚服(しょうふく)局を去り、今は街でひっそりと娘の琉璃(るり)と暮らしながら服作りに励んでいた。しかし、弟子の卓錦娘(たくきんじょう)に頼まれて製作した服のせいで、琉璃を1人残して自殺しなければならない羽目に。母の旧友で不禄(ふろく)院に勤める孫徳成(そんとくせい)の養子となった琉璃は、素性と性別を隠して成長し、宮中で疫病防止の消毒をする医官となる。そんな中、母から服作りの才を引き継いでいた瑠璃だったが、とあることからそれが卓錦娘に気づかれてしまう。危険を察知して宮中を出た琉璃は、あてもなく叔父が営んでいる服屋に向かう道中、裴行倹(はいこうけん)という男と出会い…。
【キャスト】
グーリー・ナーザー、ティミ・シュー、シー・シー、ジャオ・シュンラン、リー・シンイー、ユー・ビン
見どころ紹介
グーリー・ナーザーが可愛いし、美しいし、光り輝いています…吸い込まれそうなくらい目が大きい!健康的で前向きで明るく、男装している時の無邪気な笑顔は無敵。難しい場面も切り抜けていく、その見事な手腕に惚れ惚れします。女性の時の衣装が素敵で、美しさを際立たせます。

ティミー・シューはいつも目力が強い。イケメンで正義感が強く、心優しい。さらに、先の先まで読む能力にたけていて、事件を未然に防ぎます。なのに、恋には奥手というギャップ萌え。グーリー・ナーザーとはなかなか距離が縮まらず、はにかみっぷりがかわいすぎます。

時は唐・李世民の時代。歴史的にも興味惹かれる時代ですよね。裴行倹は実在の人物で、後の武則天になる武才人と皇太子・李治との関係も納得のいく展開で魅せています。
フィクションとノンフィクションの割合が絶妙で、ノンフィクションの部分がソフトに描かれているのも入りやすいですね。

武才人役のシー・シーが貫禄さえ感じる演技。彼女の才知や機転は素晴らしく、いつも皇太子やグーリー・ナーザーを助けるのが快感。とてもいい働きをしていますが、野心というかしたたかさもさりげなく見え隠れします。

そして、その他の脇役にも注目です!
ユー・ビンは「陳情令」と同じく辛い役どころですが、心優しい青年で思いやりに溢れています。悪事に染まることなく、グーリー・ナーザーを助けます。

そして、なんといっても初々しいジャン・ワンイーに会えます、若い!若さゆえの自分勝手で生意気な役がしっくりきます。鋭いまなざしはこのころから健在だったのですね。冷笑誘う非情な表情がよく似合っています。

意地悪な人はずっと意地悪でなかなかくたばりません。地団太を踏む場面も少なくありませんが、天罰が下ることを祈り続けましょう。
朝廷での後継者争いとグーリー・ナーザーの復讐を上手く絡め、後半はスピード感もアップしていきます。とはいえ、幸せになるのは一筋縄ではいきません。

史実も含まれており興味深い内容なので、見終わった後にきっと「もう少し見ていたいー。」と思うはず。
なんと、この作品には続編があるのです!
その作品「風起西州~烈風に舞う花衣~」は12/1から配信がスタートします。
もちろん主演は引き続きグーリー・ナーザーとティミー・シュー。また素敵な2人に会えますよ。
一目でわかる相関図はこちら!

【筆者プロフィール】
M・K(BS11+ アジアドラマ担当)
中国ドラマをもっとみんなに見て欲しい一心で普及活動中。一番最初に見た中国ドラマは「月に咲く花の如く」「武則天-The Empress-」。この2作品にハマり圧倒され、今に至る。生きているうちに楊洋(ヤンヤン)に会うことが夢。
年間50作品以上を見続けているその情熱をこの記事に落とし込む。とはいえ、韓流も好き。BLも好き。「中国ドラマ>韓国ドラマ>BLドラマ」の順で推し。
中国時代劇「風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~」視聴はこちら!
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