騙し騙され、愛し愛され、そして辿り着く・・・各種ランキング１位に輝いた極上のロマンス時代劇！中国時代劇「柳舟恋記（りゅうしゅうれんき）～皇子とかりそめの花嫁～」

9・10・11月は「話題の中国ドラマ特集」と題して、注目の話題作品を紹介していきます。
現代劇に時代劇、ジャンルも多岐に渡りますので、是非お気に入りの作品を見つけてくださいね。

人気作品が目白押しのジャン・ワンイー主演「柳舟恋記（りゅうしゅうれんき）～皇子とかりそめの花嫁～」を紹介します。
美男美女のスター共演は言わずもがなですが、１500㎡を超える敷地に映画と同じ手法で一から建設されたセットは圧巻！衣装や陶磁器などの小道具まで、伝統的な美しい色彩とスタイルで作り上げられた美術など見どころいっぱいです。

あらすじ紹介
見どころ紹介
一目でわかる相関図はこちら！
中国時代劇「柳舟恋記（りゅうしゅうれんき）～皇子とかりそめの花嫁～」視聴はこちらから！
ジャン・ワンイーが気になる方はこの作品もおススメ
チャン・ホワセンが気になる方はこの作品もおススメ

あらすじ紹介

正体不明の盗賊・陸文との戦いを続けてきた淮陽王・崔行舟は、重傷を負って倒れていた陸文の妻・柳眠棠を偶然発見し、連れ帰って治療する。目覚めた柳眠棠は過去3年間の記憶を失っていて、崔行舟のことを、かつて嫁ぐはずだった男性・崔九と勘違い。これに乗じて陸文をおびき出そうと考えた崔行舟は、崔九のふりをして、自分たちが幸せな夫婦だったと柳眠棠にウソをつく。騙されているとは思いもよらない柳眠棠は、崔行舟が用意した家で妻として暮らし始める。崔行舟は藩王として政務をこなしつつ、柳眠棠の前では庶民の夫・崔九を演じる毎日に大忙し。一方、盗賊の若君・子瑜は行方不明となった柳眠棠を捜していたが…。
【キャスト】
ジャン・ワンイー、ワン・チューラン、チャン・ホワセン

見どころ紹介

主演2人が1人2役のように感じられる役柄なので、1作品で2度楽しめる作品です。ストーリーも前半と後半では少し様相も変わります。前半は嘘がいつバレるのかとハラハラ、後半は権力争いでハラハラ。

2度楽しめる1人のジャン・ワンイー。仕事のできない頼りなげな商人と頭の切れる藩王。どちらも板についたさすがの演技で、どちらかというとシビアな表情の方が多いのですが、時々のユーモラスな演技が笑いを誘います。

ジャン・ワンイーの親友役でジャン・チーといる時にだけ駄々をこねたり、やきもちを焼いたり、子供っぽくなる姿が可愛い。殿下の時の黒や深い青色の衣装がとても映え、荘厳な雰囲気になり見惚れます～。ワン・チューランへの一途な思いは揺るがない。そこがまた男前度をぐっと上げていきます。

ヒロインのワン・チューランは記憶をなくし、ジャン・ワンイーに最初は騙されています。騙されているのですが、ワン・チューランがあまりにも一生懸命なので、ジャン・ワンイーは空回り。その対比が笑いを誘います。常に夫のことを気にかけ褒めちぎり、聡明で健気で…世の男性の理想ではないでしょうか。
ワン・チューランも記憶がある時とない時で別人のようなので、彼女のキャラクターも2度楽しめます。

最初、2人のぎこちない夫婦から始まるのですが、そのぎこちなさが逆にキュン。
ワン・チューランの積極的な押しに、ジャン・ワンイーが戸惑いながらも心が傾いていく様子がなんとも言えず微笑ましい。後半はジャン・ワンイーが押しながら、つれないワン・チューランとの関係も笑顔になれます。

現在配信中の中国時代劇「一念関山-Journey to Love-」での感情的な役どころとはまた対極の、感情を押し込める役柄がハマったチャン・ホアセン。後半にかけて品格が増していき、さらにかなわぬ恋の行方もプラスされ…「高貴＋悲しみ」は女心を刺激します。

ラブラインが他に2つあり、言いたいことを言い合うリウ・リンズーと言いたいことを秘めるユエン・ユーシュエンの対照的な恋模様。どちらも不器用な歯がゆさがあるのですが、2人の澄んだ気持ちがとても心に響きます。耐え忍ぶ役柄ですが、食いしん坊のユエン・ユーシュエンが愛らしい。

最初はユーモラスな場面も多くほんわかした空気が流れますが、ワン・チューランの記憶が戻ってからは、朝廷での妬みや足の引っ張り合いが顕著になっていきます。
最後の方にジャン・ワンイーとワン・チューランが2人で戦うシーンがあるのですが、その息の合っていてカッコいいこと！

俯瞰してみると女性の自立を描いた作品。親やまわりの人たちに振り回されるのか、自分の足で歩いていくのか…現代の今にも通ずる部分がたくさんあります。
女性の潔さやブレない芯の強さが随所に見て取れるので、爽快さを感じながら見て欲しい作品です。

一目でわかる相関図はこちら！

【筆者プロフィール】
Ｍ・Ｋ（BS11＋アジアドラマ担当）
中国ドラマをもっとみんなに見て欲しい一心で普及活動中。一番最初に見た中国ドラマは「月に咲く花の如く」「武則天-The Empress-」。この2作品にハマり圧倒され、今に至る。生きているうちに楊洋（ヤンヤン）に会うことが夢。
年間50作品以上を見続けているその情熱をこの記事に落とし込む。とはいえ、韓流も好き。BLも好き。「中国ドラマ＞韓国ドラマ＞BLドラマ」の順で推し。