小道づくりの第一歩は“テーマ決め”から
前回の放送でDIYの小道づくりに魅了された黒谷友香さん。
「小道づくりで一番大切なのはテーマを決めること」と教わり、早速自分の庭で挑戦することに。
今回のテーマは「イギリスの田舎町」。
まっすぐな道ではなく、歩くたびに景色が変わるカーブのある小道を構想します。

コースを描くところから始まるガーデンDIY
テーマを決めたら、次は道の始まりとゴールを決めること。
その道をどう歩いてほしいか、庭を眺めながら遠目と近くから両方の視点でコースを決定します。
1.コースを決める
2.地面を削る
3.砕石を流し込む
4.レンガを敷く
5.グランドカバーを植える
この5工程が小道づくりの基本の流れです。
コースを決めてデザインする際は、地中から出てきた根をそのまま生かす方法もあるそうです。
モルタル施工は大変なため、無理のないDIY方法も検討します。

小道を彩る植物選び
小道の隙間にはアジュガを植えることに。
葉が横に広がる性質を持つため、レンガや石の間を美しく埋めてくれます。
さらに、踏み圧に強いグランドカバー植物も採用。
人が通るたびに丈夫に育つ植物は、小道の耐久性と景観を両立させます。
天気との戦い! 波乱の作業開始
作業当日はあいにくの小雨。
しかし「天気を味方にできるかどうか」が小道づくり成功のカギ。
スタッフ総出で急ピッチの作業が始まります。
まずは道幅を決めて印をつけ、次に30メートルに及ぶ道を鋤簾(じょれん)で掘ります。
そして砕石を敷くため、地面を5センチ掘り下げるということですが、なかなかハードのようで。
スタッフの皆さんの協力も欠かせません!

掘り起こした土は花壇用に再利用。
こうした再利用の発想も、持続可能なガーデンDIYの魅力です。
カーブを描きながら徐々に形になっていく小道。
イギリスの田舎町を思わせる風景が、少しずつお庭に広がります。
果たしてこの小道はどんな仕上がりになるのか――次回に続きます。