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人気の中国時代劇「星漢燦爛<せいかんさんらん>」ですが、8/2(日)から月額会員の方には見放題で楽しんでいただけるようになりました!
改めて、この素敵な作品を紹介させていただきます。
あらすじ紹介
戦乱のため、生まれてすぐに両親と離れた程少商(チョン・シャオシャン)は、母を嫌う祖母と叔母に育てられ、まともな食事も教育も与えられず、奔放に育つ。ある日、程少商の両親が帰還すると聞いた祖母と叔母は、慌てて程少商を田舎から呼び戻す。その道中で、賊を追っているという凌不疑(リン・ブーイー)に出会った程少商は、その場の機転で賊の居場所を凌不疑に知らせる。そして、待ちに待った両親との再会。しかし、他人の子供には優しく、娘である自分には厳しく当たる母に、程少商は失望する。一方、程少商の度胸と機転に興味を持った凌不疑(リン・ブーイー)は、軍備品の横流しの真相を探ろうと、程少商の企みをバラさない代わりに、あるものを手に入れてほしいと程少商に協力を求める。こうして2人は、次第に互いを近く感じるようになる。そんなある日、程少商と幼馴染の楼垚(ロウ・ヤオ)の間に縁談が持ち上がり…。
【キャスト】
ウー・レイ、チャオ・ルースー、リー・ユンルイ、ユー・チョンエン
見どころ紹介
まずはウー・レイ。
大人になりましたねー。こんな渋い表情も出来るとは!
目力もあって、目が綺麗なので、こういう凛とした役が合います。どんな状況でもブレないチャオ・ルースーへの愛は見ていて惚れ惚れします。良いところも悪いところもすべて受け入れる懐の深さ。
しかも彼女のピンチには必ずひらりと登場。「私はこの生涯、他に娶る気はない。」「他の人に心は動かない。」など寡黙な人の強い愛情を感じる言動は熱く心に刺さります。

そんなウー・レイの愛情を一身に受けるチャオ・ルースー。
勝気だけど、勉強嫌い。でも、頭の回転が速く、やられたらやり返すキャラクターを爽快に演じ、見守り応援したくなるキュートな言動の数々。
もめ事を遠くから見ているときのいたずらっぽい表情が可愛い。

ウー・レイの場面はシリアス、チャオ・ルースーの場面は笑いもありほのぼの。
そんな2人の取り巻く環境が違うので、最初は感情が空回り。でも、ウー・レイのひたすらに深い思いやりが少しずつチャオ・ルースーの心を溶かし、傾いていきます。もちろんチャオ・ルースーもウー・レイの愛情を受けるだけでなく、溢れんばかりの愛情を送り返します。もっと2人だけの場面を見ていたい!

また全編を通して描かれる母と娘。
娘を思う母の気持ちも良く分かりますし、反発する娘の気持ちも良く分かる。その間を右往左往する妻にも娘にも甘い父親。さらに妹思いの兄たち。
どの立場で見てもたくさんの愛情を感じ、目頭が熱くなります。とはいえ、譲らない母娘のやり取りが面白い。

この作品の売りの1つが「美男美女大集合のビジュアル最強キャスト陣」。
特にロウ・ヤオ役ユー・チョンエンとユエン・シェン役リー・ユンルイがめっちゃええ仕事をしています!
まずはチャオ・ルースーに思いを寄せるユー・チョンエン。2番手にしておくにはもったいない可愛いイケメン。ずっと無邪気な笑顔を見ていたいのですが、乱世ではそうはいきません。

そして、リー・ユンルイは全編を通じて、チャオ・ルースーとは因縁の間柄。モテモテの役なのですが、愛を信じておらずクールにストーリーを彩ります。表現は独特ですが、彼の一貫した恋慕にもゆるぎなさを感じます。

他にも主演級の俳優陣が脇をがっちりと固め、しかも皆さん芸達者!
特に前半は程よく肩の力の抜けた演技が絶妙でどのシーンもほっこりと楽しめます。その分、後半は涙、涙、涙ですが。

登場人物は多いのですが、どの役者さんも存在感がしっかりしているので、ストーリーに迷うことなく演技合戦に引き込まれます。
スピンオフで10本くらい他のドラマが作れそうな勢いです。いや、作って欲しい。
個人的には皇帝と越妃のかけ合い、チャオ・ルースーの祖母の1人芝居が大好きです。

とにかくテンポが良く、次から次にもめ事や事件が起こります。
チャオ・ルースーを取り巻く人たちと、ウー・レイを取り巻く人たちが上手くリンクしていて、その流れに全く矛盾がない。なので、いつも2人を巻き込みながら、どんどん進んでいくので面白い以外の言葉が見つかりません。

原作者、天才か!と思って調べると中国時代劇「明蘭~才媛の春~」の原作者でした。なるほど、家族愛、そして夫婦愛の描き方が秀逸です。
皆さんも一緒に天才の作るたくさんの情が感じられる世界感にハマりましょう、何回も繰り返し見たくなりますよ。

「星漢燦爛<せいかんさんらん>」視聴はこちらから!
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【筆者プロフィール】
M・K(BS11+ アジアドラマ担当)
中国ドラマをもっとみんなに見て欲しい一心で普及活動中。一番最初に見た中国ドラマは「月に咲く花の如く」「武則天-The Empress-」。この2作品にハマり圧倒され、今に至る。生きているうちに楊洋(ヤンヤン)に会うことが夢。
年間50作品以上を見続けているその情熱をこの記事に落とし込む。とはいえ、韓流も好き。BLも好き。「中国ドラマ>韓国ドラマ>BLドラマ」の順で推し。