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6月から始まり、今月8月で最後となる「中国人気俳優特集」。
6・7・8月と3ケ月連続で中国の人気(イケメン)俳優の作品を紹介してきました。すでに知っていてファンの方も、これから知る方も、これを機会にさらに興味を持ってもらって、推しをたくさん見つけてくださいね!
今回は毎回演じる役柄で雰囲気がガラリと変わり、色々な表情を見せてくれるタン・ジェンツー。
年齢不詳な佇まいで、セクシーさも少年っぽさも持ち合わせていて、引きつけられますよねー。
すでにBS11+での配信が始まっている中国時代劇「長相思」ですが、とても難しい役どころをさすがの演技力で魅了しています。今回はタン・ジェンツーの目線で2回目の「長相思」を紐解きます。
※1回目のジャン・ワンイー編の特集はこちらから
☆プロフィールはこちら☆
タン・ジェンツー(檀健次)
1990年10月5日生まれ。
小学生の時に1年間日本に住んでいて、名前は日本の人気アニメのキャラクターが由来で、自身で改名している。
2010年に5人組ダンス&ボーカルグループ「MIC男団」のメンバーとしてデビュー。
2022年に主演のサスペンスドラマ「猟罪図鑑~見えない肖像画~」でブレーク。
主な作品:「三国志 秘密の皇帝」「愛される花」「夕月花~三世を駆ける愛~」「君、花海棠の紅にあらず」「大唐流流~宮廷を支えた若き女官~」
あらすじ紹介
【あらすじ】
皓翎(こうれい)国の王姫(おうき)・小夭(しょうよう)は母の国・西炎(せいえん)国で従兄(いとこ)の西炎瑲玹(せいえんそうげん)らと暮らしていたが、戦(いくさ)で母を亡くし玉(ぎょく)山に送られたことを機に、300年に及ぶ流浪の苦しみを味わう。身分と霊力と本当の顔を失った小夭は、辿り着いた清水(せいすい)鎮で玟小六(びんしょうりく)と名を変え男として生きることに。そこでの暮らしはつましくも平穏だったが、瀕死(ひんし)の状態の身元不明の男を看病したことから運命の歯車が動き出す。男は葉十七(ようじゅうしち)と名付けられ、命の恩人である玟小六に忠誠を誓い、玟小六を利用しようと近付いてきた辰栄(しんえい)国の軍師・相柳(そうりゅう)から守ろうとする。同じ頃、軒(けん)と名乗る人物が清水鎮に現れ酒屋を開く。その正体は小夭を捜し続ける西炎瑲玹だった。
【キャスト】
ヤン・ズー、ジャン・ワンイー、ドン・ウェイ、 タン・ジェンツー、ワン・ホンイー
見どころ紹介
タン・ジェンツーとヤン・ズーは最初の出会いが最悪で、タン・ジェンツーが脅すことでしか服従させられない関係が出来上がってしまいます。
彼女と時間を共にする中で、彼女の中にも自分に似た孤独を感じ取り共鳴し、今まで感じたことのない愛情の存在を知ります。
ただ、服従関係を変えられないため、それ以上にも以下にもなれない。なのに、タン・ジェンツーの愛情だけがどんどん膨らんでいきます。

タン・ジェンツーもジャン・ワンイーと近しく、こういう愛情過多な少し狂気的な役が非常に似合う。とにかく最強のドMで、愛情表現がこじれすぎていて理解不能な場面も多いのですが、愛情の重さは人一倍…一番重いかも。
なので、窮地には必ずヤン・ズーを陰で助けています。命を投げうってでも、一番助けています、、、切なすぎ。

でも、悲しいことに、ヤン・ズーには友情しかないんですよね。なので一番心苦しい関係かもしれません。愛おしい目線の先は常にヤン・ズー。でも、彼女の目線の先には違う人。どんなに見つめても、命を救っても全く気がついてもらえない。書いていても泣けてきます。

愛情を押し込めているので、時折ドMの形で爆発するのですが、そうすることでしか表現できない不器用さ。愛憎を秘めた切ないまなざしがとてもセクシー。
ヤン・ズーの代わりに抱きしめてあげたい、と思う視聴者はたくさんいるはず。
握りしめるこぶしが悲しい。究極の愛の在り方を見る感じがします。

少し楽しい話題も。タン・ジェンツーは1人2役なのですが、銀髪も黒髪も合う!
どちらも難しい役柄ですが、さすがの演技。しかも、衣装も2倍着るのですが、それが全部似合ってるんですよねー。さすがの着こなし。
ヤン・ズーとの海の散歩の時が絶頂に幸せそう、表情が優しい。

そして、タン・ジェンツーが歌う挿入歌!!!
何曲か歌っていますが、特に「等不到的等待」は彼の優しい歌声が切なさを掻き立てます。どんだけ甘い声が出るんだ、とうなるくらい心に響き耳に残る歌声。彼の辛い場面で、はかったように流れるので、その場面がより際立ってやるせない。

タン・ジェンツーの運命はどうなるのでしょうか。
服従関係は変わらないのか?想いは通じるのか?
個人的には彼の選んだ選択に拍手を送りたいと思います。
【配信スケジュール】
# 1~#16 7/8~毎日2話ずつ配信
#17~#32 8/5~毎日2話ずつ配信
#33~#48 9/5~毎日2話ずつ配信
#49~#62 10/2~毎日2話ずつ配信
一目でわかる相関図はこちら

【筆者プロフィール】
M・K(BS11+ アジアドラマ担当)
中国ドラマをもっとみんなに見て欲しい一心で普及活動中。一番最初に見た中国ドラマは「月に咲く花の如く」「武則天-The Empress-」。この2作品にハマり圧倒され、今に至る。生きているうちに楊洋(ヤンヤン)に会うことが夢。
年間50作品以上を見続けているその情熱をこの記事に落とし込む。とはいえ、韓流も好き。BLも好き。「中国ドラマ>韓国ドラマ>BLドラマ」の順で推し。
※アジア俳優名鑑
出展協力