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1970年代から2000年初めまで、国の政策自体が大きく変わる激動の中国で、何のために、どう生きるのか?
若者たちのささやかな日常から彼らが成長していくまでを追いかけます。若さ溢れる青春の1ページを軸に誰もが経験したことがあるような記憶をくすぐるシーンが詰め込まれています。
内容紹介

正義感が強く心も広く努力家、仲間想いで好きな人には一筋。怒っていても眼差しが優しい。優しさの塊のようなそんな役がぴったりのシャオ・ジャン。
今回は魔術も使えない、古装で指先まで美しい所作も封印ですが、とても素朴で人懐っこい笑顔は健在。じんわりと響いてくるような魅力がたっぷり!

楽な道を行かず困難な道を選び、自分より親友を優先。仲間の中で気が付けばカリスマ性を発揮し、常に輪の中心にいます。さらに、回を追うごとに頼もしく、カッコよく成長していくシャオ・ジャン。やはりスター、輝きがましましです。
古装が多い印象なので、個人的にはスーツ姿に萌え♡

ヒロインのリー・チンは控えめだけど凛とした佇まいがとても好ましく、彼女もまた優しさの塊。前半はシャオ・ジャンへの恋心を抑えられない視線が切ない。多くは語らないけど、少ない言葉の端々にシャオ・ジャンへの愛を感じます。そして、2人で確かな絆を育んでいきます。

リー・チンのどんな状態のシャオ・ジャンでも受け入れ、温かく寄り添い続ける姿には頭が下がるばかり。シャオ・ジャンが弱さを見せるのはリー・チンの前でだけ。
シャオ・ジャンとの共演は今回で5作目とのことで、息もぴったり。響き合うような恋物語はストーリーの後半でたっぷりと。

登場人物の1人1人を丁寧に描いており、人となりをしっかり感じ取ることが出来るので、若者から大人へ成長する姿がなんとなくですが想像しやすい。
なので、誠実な人は誠実に、ずる賢い人はずる賢く、大人になっていきます。
葉国華のリウ・ルイリンは非常に残念。単純な素直さもありながら、心の奥底でくすぶる卑屈さが人生の歯車を狂わせます。イケメンなのにもったいない。

メールもLINEもない時代。手紙と固定電話での連絡手段が懐かしい…と感じるのは私だけではないはず(と信じたい!)
もどかしさもあるのですが、だからこその熱量を感じ取れます。そんなエネルギーに満ち溢れたこの時代を生き抜く唯一無二のキャラクターがたくさん出てきます。
そんな仲間とともに成長し、深い愛を届けてくれます。彼らの生きざまを見ていると、正直に真面目に生きよう、と思える作品でした。

あらすじ紹介
1970年代、中国・北京。軍の官舎で姉と2人暮らしをしている肖春生(シャオ・チュンション)は、仲間たちからの信頼もあつい、頼れるリーダー的存在。同じ官舎で育った葉国華(イエ・グオホワ)とは共に入隊を夢見る親友同士だ。ある日、国華からある女性に一目惚れしたと打ち明けられ、春生は誕生日祝いに国華の恋の手助けをすると約束する。しかし、国華が恋する賀紅玲(ホー・ホンリン)の人柄を知るにつれて、春生も恋心を抱くようになってしまう。紅玲は、病気の母親を助けながら、彼らと同じように入隊して、バイオリン奏者となることを夢見ていた。そんな紅玲と国華の入隊が先に決まり、焦らずにはいられない春生だったが、ようやく自分も入隊の日を迎える。一方、官舎の友人の中でも医者を志している佟暁梅(トン・シャオメイ)は、春生への思いは口にできないまま、夢を追う仲間として互いに励まし合う。そんな中、春生に厳しい現実が突きつけられる。夢への道が途絶えたことに絶望する春生のことを心配し、暁梅は彼のそばで献身的に支えるのだが…。
一目でわかる相関図はこちら!

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☆シャオ・ジャンが気になる方はこの作品もおススメ↓
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【筆者プロフィール】
M・K(BS11+ アジアドラマ担当)
中国ドラマをもっとみんなに見て欲しい一心で普及活動中。一番最初に見た中国ドラマは「月に咲く花の如く」「武則天-The Empress-」。この2作品にハマり圧倒され、今に至る。生きているうちに楊洋(ヤンヤン)に会うことが夢。
年間50作品以上を見続けているその情熱をこの記事に落とし込む。とはいえ、韓流も好き。BLも好き。「中国ドラマ>韓国ドラマ>BLドラマ」の順で推し。